~あらゆる車種のEV・PHEVユーザーに最高の充電体験をお届けするために~ 最大出力350kW/口 次世代超急速充電器の共同開発について
株式会社e-Mobility Power(代表取締役社長:四ツ柳 尚子、以下「e-Mobility Power」)と株式会社東光高岳(代表取締役社長:一ノ瀬 貴士、以下「東光高岳」)は、次世代超急速充電器(一口最大出力350kW,総出力400 kW(最大電流400A×最大電圧1,000V))の共同開発について合意しましたので、お知らせいたします。
CHAdeMO規格の最大出力350kW/口の急速充電器の開発は、世界初の取り組みとなります。
e-Mobility PowerとEV用急速充電器国内累計販売台数No.1(約5,000基 ※2024年3月時点。東光高岳調べ)の実績を有する東光高岳は、あらゆる車種のEVユーザーに最高の充電体験をお届けすることを目指し、速やかに開発を進め、詳細の仕様・価格等につきましては、随時お知らせしてまいります。
■開発コンセプト
次世代超急速充電器の開発にあたり、これまでにEV・PHEVユーザーの皆さまからいただいた多くの声を分析し、次世代超急速充電器の改良ポイントを以下の4項目としました。
① より早く充電できる
② 誰でも楽に操作できる
③ 分かりやすく、フレキシブルなサービスとタイムリーな情報提供
④ 視認性が高く、スタイリッシュなデザイン
◆4つのポイント
① より早く充電できる
・CHAdeMO規格一口最大350kW出力(世界初)
・10分で、航続距離約400km相当の充電が可能(※1)
・車両性能の進化を見据えた次世代対応の充電スペック
・EV充電器に係る保安要件の解釈の明確化(※2)の動きを見据えた1000V仕様とすることで、高電圧バッテリー搭載車両および電動船舶への超急速充電の実現
② 誰でも楽に操作できる
・現行製品比で約30%軽量化した新型充電コネクタの採用
・現行製品比で約10%細く、約20%軽量化した新型充電ケーブルの採用
・新型のケーブルマネジメントシステムの採用により、充電コネクタケーブルを 片手で楽に操作可能。また、ケーブルが地面に接することなく、高い収納性を実現
・プラグ&チャージを視野に入れたセンサーの搭載
③ 分かりやすく、フレキシブルなサービスとタイムリーな情報提供
・高輝度で視認性が良く、ユーザーが欲しい情報や事業者からの重要告知を タイムリーに表示できる大型液晶画面
・時間課金(分課金)と従量課金(kWh課金)の併用に対応
・充電終了後の放置車両対策(ペナルティ課金)に対応
・再エネの有効活用を促進するダイナミックプライシング(日・時間帯別料金)の導入も視野
④ 視認性が高く、スタイリッシュなデザイン
・インダストリアルデザイナーを起用し、充電器のユーザビリティを追求
・すべてのユーザーにとって使いやすいユニバーサルデザイン
・視認性が高く、遠くからでも充電ステーションの存在が一目で把握できる 未来的な外形とライティング
・ガソリン車ユーザーにも「ここにEV充電設備がある」と認知される存在感
※1 車両が高電圧での急速充電に対応している場合の理論値です。実際の充電電力量は、車載電池の残容量や温度、外気温等の条件により変動します。高電圧での急速充電に対応した車両が350kW出力で10分充電した場合、最大で58.3kWh充電することができ、車両電費が7km/kWhの場合、約400kmの走行が可能となります。
※2 従来、電気主任技術者が不要な一般用電気工作物における直流電路の対地電圧の上限は、450V以下と規定されていました。このたび、経済産業省の「EV充電器に係る保安要件の解釈の明確化」の動きにより、電気主任技術者が必要な自家用電気工作物における直流電路の対地電圧の上限が、1,500V以下と明確化される見通しとなったものです。
■次世代超急速充電器の基本スペック
次世代超急速充電器の「開発の経緯」や「デザイナープロフィール」等、本件の詳細につきましては、以下資料をご覧ください。
当社は、今後も多様なステークホルダーのご協力をいただきながら、「いつでも、どこでも、誰もがリーズナブルに利用できる充電サービスの提供」を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。