「青いマルチ」のパワーシェアリング機能改良について
平素は、e-Mobility Power の充電ネットワークをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、弊社が全国23箇所(※1)の高速道路サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)へ設置・運用している「青いマルチ」(ニチコン製マルチコネクタタイプ充電器)につきまして、パワーシェアリング機能の改良を行いましたので、お知らせいたします。
(※1)2024年12月20日現在
○改良点
①充電出力の分配方法を「後着車両優先」から「先着車両優先」に変更
②ダイナミックコントロール(※2)非対応車両への最大割当充電出力を「一口最大20kW」から「一口最大60kW」に変更
(※2)充電器からの出力制御機能
①は、「青いマルチ」の導入当初と比較して、高性能・大容量のバッテリーを搭載し、高出力での急速充電が可能な車両が増えたことや、EV・PHEVユーザーの皆さまからいただいたご意見を基に、充電出力の分配方法の見直しを行ったものです。
改良後の充電出力の分配イメージは、下表のとおりです。(全てダイナミックコントロール対応車両の場合の例)
②は、充電器からの出力制御機能(ダイナミックコントロール)に非対応の車両が充電する際の充電出力向上を目的とし、当該車両に配分する最大割当充電出力を「一口最大20kW」から「一口最大60kW」へ変更したものです。
割当変更後の充電出力の分配イメージは、下表のとおりです。(1台目がダイナミックコントロール非対応車両の場合の例)
(留意事項)
充電器からの出力制御機能(ダイナミックコントロール)に非対応の車両が複数台充電した場合、後続車両に割り当てることができる充電ユニットが少なくなることがあります。その場合、後続車両の充電出力が低くなる、又は充電できない場合もありますので、充電器の液晶画面や車両の表示パネルをご確認のうえ、充電をお願いいたします。
○「青いマルチ」の電源盤増強の見通し
現在、全国16箇所の高速道路SA・PAで「赤いマルチ」(新型ニチコン製マルチコネクタタイプ充電器:一口最大150kW出力,4口/箇所)の整備を進めており、2024年度内に14箇所の整備が完了する見込みです。
「青いマルチ」の電源盤増強(総出力200kW→同400kW)につきましては、「赤いマルチ」の稼働状況やEVの普及状況等を踏まえて検討してまいります。
本件の詳細および「青いマルチ」の設置場所につきましては、以下資料をご確認ください。